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【BEYOND:Two Souls】レビュー(プラチナトロフィー獲得後)

ゲームレビューPS4ゲーム, ゲームレビュー

注意

このレビューにはネタバレを含みます。
詳しい内容を知りたくない方はご遠慮願います。


概要

開発元はクアンティック・ドリーム。Detroitを作った会社と聞けば皆さん分かるかと思います。
アクションアドベンチャーゲームですが、そのクオリティーの高さからプレイングムービー、正にプレイする映画として評価されるシリーズの第2弾。第1弾はHeavy Rain。
2013年にPS3で発売された後、2015年にはHDリマスターとしてPS4でも発売されました。

生まれつき不思議な能力を持った主人公ジョディと、その能力の正体、彼女と常に一緒にいる霊的な存在のエイデンが数奇な運命を辿っていく物語。エイデンは物理的な攻撃や、人間への憑依、遠隔操作で離れた場所での索敵などのアクションが行える。プレイヤーはジョディとエイデンを切り替えながら進めていくのだが、2人用モードが実装されており、ジョディとエイデンそれぞれのパートに分かれてのプレイが出来るというもの。(操作キャラクターの切り替えによるもので同時プレイは不可)コントローラーは2つ必要。ちなみに2人用モードで最後までプレイするというトロフィーがあります。

ハリウッド俳優を起用しており、ジョディにはエレン・ペイジ。ジョディの育ての親であるネイサンにはウィレム・デフォーなどが担当しています。個人的にウィレム・デフォーは大好き。俳優陣の演技をモーションキャプチャーで取り込んでいるだけあって、そのリアリティーは発売後数年経った今でもなんら遜色ありません。むしろ最近の下手なメーカーのゲームより圧倒的クオリティー。

ストーリーは1本道で、途中に発生するQTEや選択肢を選んでいくというもの。プレイヤーの選択によって変わる特定の人物の生死の状況と、最終チャプターでの選択により、全7種類のマルチエンディングへと分岐します。

ストーリー

主人公のジョディは、霊体と意思疎通できる能力を持ってこの世に生まれてきた。そしてジョディのそばには、彼女だけがコンタクトできる霊体・エイデンがいた。幼いころから研究所で育てられたジョディは、やがてその能力を買われてCIAのエージェントとして訓練を受けるが、任務中に脱走してアメリカ各地を放浪する。そして、インフラワールド(霊体の世界、いわゆる「あの世」)のエネルギーを科学的に取り出して利用しようとする大国の暴走によって発生する世界の破滅を防ぐための戦いに挑むこととなる。

Wikipediaより

数奇な運命に巻き込まれていくジョディの人生を幼少期から体験できるADVですが、実際のプレイでは時系列はバラバラになっていて少しずつ空白の期間が埋まっていき、最後には全貌が明らかになるというものです。

幼少期は近所の子供たちと遊ばせてもらえず、外出すらほとんどさせてもらえない状態。ある日、母親の目を盗んで外に出たジョディが子供たちと遊んでいた時に事件は起こりました。ジョディをいじめた男の子にエイデンが牙をむいたのです。このことがきっかけで周りからは気味悪がられ、政府の特別施設に送られてしまいました。
母親こそ愛情を抱いていた風に感じましたが、父親は我が子を「化け物」呼ばわりするクズっぷり。
親から愛情を注がれないって本当に寂しいですよね。。

政府の特別施設では研究員であるネイサンとそのアシスタントのコールが親代わりとなり、ジョディの物語は始まります。ネイサンが妻と娘の訃報を受けたとき、幼いながらも慰めてあげたジョディ。反抗期になったジョディを愛情たっぷりに見守ってくれたコール。追われる身になったジョディを助けてくれたホームレスのスタン。荒野でしばらく身を置かせてくれた一家。CIAでの訓練の教官で恋人になったライアン。そこにはたくさんの人間ドラマがありました。

最後はインフラワールドの力を利用して、この世とあの世を繋げることに全てを捧げているネイサンと再会します。彼の望みは亡くなった妻と娘にもう一度会いたい。その強い思いが彼を当時とは違う人間へと変えていたのです。
インフラワールドの力を抑えきれず装置が暴走し始め、最後に世界の破滅の危機を救ったのがジョディでした。
エイデンは産まれてくることが出来なかった双子の兄だったと知り、空間の狭間で選択肢が出ます。
この世にとどまるか、あの世に行くか

良かった点・悪かった点

良かった点

・とにかく映像が綺麗!俳優の演技を再現していて映画みたい
・ぐいぐい引き込まれるストーリー
・時系列はバラバラなものの、ジョディの人生の追体験に感情移入できる
・QTEは優しめ
・自分の選択肢で変化するマルチエンディング
・出会った人物それぞれにストーリーがある
・ジョディの年齢によって全く違う舞台になるので、飽きない
・クリア後、チャプターセレクト可能
・クリア後、時系列順に並び変えられたストーリーでプレイ可能(PS4版のみ)

悪かった点

・基本的なカメラワークがソフトに固定されているため、思った方向に移動がしづらい
・やっぱり既読スキップ・ムービースキップが出来ない

感想

クアンティック・ドリームのゲームは本作が初プレイ。当時PS3版をプレイして1度クリアしたっきりでしたが、PS4版のフリープレイに登場したため、6年ぶりにプレイ&トロコンしました。
やはりこのゲーム、周回して遊んでなんぼでした。1度だけクリアをした当時、なんでもっとやり込まなかったのだろうとストーリーの深さを実感して後悔しました。映画をプレイしてるみたい。

出てくる登場人物が本当にいい味出してます。それぞれの人生を背負って、彼らなりのバックボーンがあって、プレイを重ねるごとに切なさや達成感やほろ苦さやいろんな感情が溢れ出てきました。

初めは怪しいおっさんと思っていたホームレスのスタンがめっちゃ良い人で感激したり(奥さんとの思い出のシーンは切なすぎる)、あれだけ愛情を注いでくれていたネイサンがジョディを利用するだけの科学者になっていたり、ライアンが男前過ぎたり、飽きることなく最後まで目まぐるしく展開していくストーリーは本当に楽しかったです。

普段ゲームをしない人や、こういうアドベンチャーのジャンルをしない人には是非プレイしてもらいたいです。
前作Heavy Rainも相当良かったですが、今作も相当良いです。そして次作Detroitも相当良いです(笑)

そしてずっと言われ続けているスキップに関しては、まぁしょうがないですね(;^ω^)
このシリーズはプラチナトロフィーを獲るまでやり込めば本当に遊び尽くしたと言えるでしょう。
遊び尽くさないのはもったいないクオリティーなので、時間のあるときに周回プレイまでしてもらい、この気持ちを共有して欲しいです。

総評

総評

プラチナトロフィー獲得難易度
★★☆☆☆

1.5よりの2。技術的には何も難しくないので★1ですが、やっぱりスキップが出来ない為、ある程度まで同じ話を見るのは苦痛なのでこの評価に。Heavy Rainの頃から言われていて、Detroitが出た今でも対応しないということは、やはり周回でもストーリーに没入するために何度でも同じ場面を見てほしいということでしょう(;^ω^)
それだけ自分たちが作ったものに自信があるということね。


オススメ度
★★★★★

発売から時間が経っていて、たびたびPSストアでもセールが来るので、この価格でこの内容はコスパ高杉。買って損はしないと断言できます。ホント、その辺のアニメADVやるくらいなら1度プレイしてみてほしい。そんな1本です!(※アニメをディスってるわけじゃありません)

ネイサン…、好きだったのに

最後は少し裏切られた気分(´・ω・`)

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