【Maneater(マンイーター)】レビュー(プラチナトロフィー獲得後)

2020年6月7日ゲームレビューPS4ゲーム, ゲームレビュー

注意

このレビューにはネタバレを含みます。
詳しい内容を知りたくない方はご遠慮願います。


概要

Tripwire Interactiveによって開発され2020年5月22日に発売された。
日本未発売ながら、日本語字幕に対応している親切仕様。

プレイヤーは子供のホオジロザメとなり、人間への復讐の為成長しながら海を駆け巡るオープンワールドRPG。
マップは8のエリアに分かれていて、ストーリークエスト・サイドクエストをクリアしながら物語を進めていくエピソード形式。(全9エピソード)

頭や体、尻尾、内臓などに進化と呼ばれるスキルをセットすることでアビリティが発動。
進化アビリティはクエストをクリアする他に、ナンバープレート、ランドマーク、栄養だまりといった収集物を各エリアごとに全箇所発見すること、悪名ランクごとに現れるバウンティハンターを倒すことで入手可能。

生物を捕食することでタンパク質、脂肪、ミネラル、突然変異源という経験値が手に入るとともに、体力も回復する。
各経験値を使って、進化をアップグレードしていくシステム。
その他に成長要素があり、「子犬」からはじまり、「ティーン」⇒「大人」…というように成長していき、特定の成長ランクに達していないと覚えることが出来ない進化アビリティや、破壊可能な格子が存在する。

ビル群の夜景を背に沿岸を快適に泳ぎ回る画は正に映える。ばえ~

ストーリー

ムービーシーンは、シャークハンターの通称スケイリー・ピートと息子のカイルがサメを狩る様子に密着したリアリティテレビ番組のクルー視点で進行していく。

捕獲したサメから子供のサメを切り出した後、目印として切り付けるピート。子サメに噛みつかれて右腕を失う。

プレイヤーが操る幼児のサメは、捕食を繰り返し成長し大きくなっていく。
何人ものサメハンターが追いかけるも、食べられてしまう。

母親の復讐のため、再びピートと対峙したサメ。
ピートを追い詰めるも左脚を食べるにとどまり、火をつけられて一時退散。サメを確実に燃やそうとしたピートの息子カイルは爆発を起こして死んでしまう。

その後、カイルを失ったピートはサメへの復讐のため、行動がどんどんエスカレートしていく。
密着していた撮影クルーも不安になる程。

サメのエサ「お魚フード」と称し、毒物を海にまき散らすと思ったら、最終的にはPT552と呼ばれる第二次世界大戦攻撃船舶をカスタマイズしてサメに最終決戦を挑む狂気っぷり。
これにはさすがに撮影クルーも恐怖のあまり止めようとするも、ブチギレピートは誰にも止められない。

最後は追い詰められたピートが船に積んだ火薬を爆発させ、自分を犠牲にしてサメに深手を与えてエンディング。

まぁ、ストーリーもへったくれもない、そのまんまのお話。

良かった点・悪かった点

良かった点

・グラフィックはPS3並みというレビューをちらほら見かけるが、十分綺麗
・大海原だけを駆けるのではなく、人の住んでいる都市沿岸が舞台という設定が良い
・操作性は快適で、泳ぎ回る疾走感が楽しい
・見た目だけでなく、進化システムで成長していく過程が楽しい
・ランドマークやナレーションなど、ジョークが効いていてセンスがある
・北米版にも日本語字幕が入っている!神

悪かった点

・これだけ自由に動き回れるのにロックオンシステムがない
・バウンティハンター達との戦闘が単調
・序盤こそ戦闘が結構ギリギリで楽しいが、終盤は無双状態
・成長しきる頃にはエンディングというボリュームの少なさ
・オープンワールドなのに、サイドクエストが必須というよくわからない仕様
・メニュー画面でのページ切り替えがラグい

感想

発売前から結構話題になっていた本作。
昨今のありふれたオープンワールドのゲームの中でも、サメを主人公とするあたり目の付け所が良かったのでは。
普通に泳いでいるだけで楽しいし、水面にヒレを出して景色を眺めながら泳ぐのもいい感じ。

特にビル群の夜景を背景にスイスイ泳ぐのがお気に入り。元々、発売前から買おう買おうと思っていましたが、直前になって「ま、いっか」とスルーしていたのですが、上記にもある通り、ビルの立ち並ぶ夜景を背にサメの泳ぐこの画にやられて1週間遅れで購入しました。
フォトモードが搭載されたらもっと人気が出そう。

最初は噛みつきの範囲や操作、戦闘中に浅めの海だと勝手に水面に出ちゃったり、イライラもしますが慣れたら特に不満も感じられない操作性でした。

不満に感じた点は上記にも挙げた通り、オープンワールドなのにサイドクエストもほほ全てこなさないとメインストーリーが進まないところ。

これまで触れてきたオープンワールドのゲームに基づく個人的な意見ですが、サイドクエストはやらなくてもいいけど、クリアしていくと良い報酬が手に入るよ的なものと思っているので…。(確かに復讐クエストは必要数消化すれば他はしなくてもいいので、サイドと言えばサイドなのですが…)

あとはボリュームがやや少ないかなと。成長システムで強くなっていくサメに対して、終盤までに現れる敵達は物足りなくなってきます。成長しきっても苦戦するくらい強いBOSSとかクリア後に欲しかったかなぁと。

と、不満な点はあるもののプラチナトロフィーを獲得するのも特に作業感はなく、ストーリーをクリアするだけでも十分に楽しめました。

価格も$39.99と良心的ですしね。これで7000円とかだと高すぎるかな。
何よりも北米版にも日本語字幕が入っている点が非常にポイント高いと思います。
中には英語だと敬遠してプレイを諦める方もいると思うので。

サメが人をバクバク食べていくというゲームの割にグロさは全然ありません。まぁ、3人称視点でカメラアングルも引きなので、食べているところとかアップで表示されないので、そういう描写が苦手な人でも問題ないと思います。描写だけに関して言えばですが…。

余談ですが、このゲームは元々2014年に発売された「Depth」という非対称のマルチ対戦ゲームを制作したメンバーが本作に関わっていて、Depthの拡張版として想定されていた中、開発チームが分裂しスタンドアロン作品となった経緯があることは後になって知りました。久しぶりにDepthやりたくなったわ…

開発チームはFar cryのようなオープンワールドを作りたい思いがありつつも、このジャンルを引き受けたかったことから実現したとのこと。
Jaws UnleashedやDishonored、ダークソウルなどにも所々触発されて完成したのがこのManeaterだそうです。

総評

総評

プラチナトロフィー獲得難易度
★☆☆☆☆

文句無しの1。ナンバープレート回収が水面より高い位置にあるので、ある程度慣れが必要ですが難しくはありません。成長しきった終盤にまとめて回収すればさらにラクチン。回収物に関して、MAP上で場所はわかったけど行き方が分からない場合は、大体横から格子や穴からインタラクトできたり、陸地に湖畔があってそこから繋がっていることもあるので、この2点を意識していれば詰まることはないかと思います。
戦闘も序盤でアリゲーターに苦戦を強いられますが、噛みつきの間合いや回避の感覚など慣れてしまえば終盤は無双出来るので最初だけ少しイラつくかも(;^ω^)
バウンティハンターも後半から魚雷や電流ビリビリといやらしい攻撃をしてきますが、進化をアップグレードさせていればこれまでのテクニックを活用して普通に倒せると思います。


オススメ度
★★★★☆

サメを操るオープンワールドRPGというなかなか異色なゲームのため、お金を出してまでは…とためらわれる方も多くないと思います。実際私もそうでした。が、やってみると楽しい。泳いでるだけなのに楽しい。本当は人間を食べて快感を感じちゃダメなんだけど楽しい。ツイッターでの感想にも書きましたが、結構ハチャメチャな感じがジャストコーズのサメ版という例えが伝わるかなと思います。日本語字幕が入っている海外版ソフトはなかなかありませんしね。

ただ、日本未発売ということで購入には二通りあります。
・輸入パッケージ版を買う場合
 定価$39.99(約4700円)に対して、6500円程度(2020年6月現在通販サイトにて)お金がかかります。
・ダウンロード版を買う場合
 当然日本のアカウントでは北米のPSストアで買えないので、PSNの北米アカウントを作りUS$用のPSNカードを購入・チャージして買うという手順が必要です。

簡単なのは少し割高ですが、輸入パッケージ版を買う方が手間はかからないかなと。

最近ではやたらとYoutube界隈でManeaterの実況動画が流行っているそうですが、あくまでプレイしてみないと面白さの度合いは分からないと思います。人が楽しいと言っていても、実際やったらつまらなかったなんてよくあることです。ハードルを上げて買ってしまうと拍子抜けするかもしれませんので、期待はほどほどに。



フォトモードあったらなぁ…

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